地区組長より会員各戸へポスティングにてお届けします。
町会報108号(平成30年夏)
平成30年度の始まりに
内神田鎌倉町会
会長 斎藤光治
内神田鎌倉町会会員の皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
第65回通常総会において改めて会長に指名され平成30年度が始まりました。昨年度における町会活動に多くの会員のご参加を頂きましたことを改めて感謝し、各種町会行事の準備、後片付けなどを頂いた役員の皆様の御労苦を特にねぎらいたいと思います。
私にとって町会は、地域活動を通じての人間形成の場であります。神田の町会は私達の世界を広げ人生を豊かにしてくれます。会員の皆様が町会の各種事業、伝統行事に準備から参加されることを通して会員各位の親睦が図られ、世代や業界を超えたお知りあい、友人の輪が広がることを希望いたします。
近年、神田駅周辺では再開発の話が出ております。東京駅周辺や秋葉原駅周辺が再開発され神田だけが取り残される。再開発が始まれば神田にも活気が戻ってくる。オフィスや商業施設、マンションが建ち並ぶようになれば。という声もあります。しかしそれは地域を支えている基盤、私達のコミュニティを失うことではないでしょうか。最も価値あるものは形のないもので、経済的な評価が難しいものではないでしょうか。
「お宝は、元気で笑顔のお付き合い」元気でいつまでも他人のために活躍する人に支えられた地域のコミュニティは、住民の心や健康に寄与している大切な場であります。一度失ったコミュニティを再び醸成するには長い年月が掛かります。いや再びコミュニティを醸成することは出来ないかも知れません。
都市の再開発には巨大な資金力、経営力が必要となりましょう。投下された資本に見合うだけの利益を回収する巨大な力に町の人々が飲み込まれる恐れはないのでしょうか。
新年度も千代田区を始め各行政機関、ご近隣町会との連携を大切に町会活動を進めて参ります。会員各位、鎌倉町にご縁のある皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。